2006年 12月 22日
FF11用語辞典++について(その1) |
FFXIの情報サイトも、最近では一人の管理者が自力で情報を探してきて取りまとめるタイプから、不特定多数の投稿を受け付けて取りまとめるWikiのようなスタイルが増えてきたように思います。
FFXIの場合、攻略の一次情報は2chのネット実況板等の匿名掲示板に投稿された記事であることが多いようです。これは、サービス開始初期から最近にいたるまで、オフィシャルのコミュニティが存在せず、2chのネットゲーム関連の掲示板がその役割を果たしてきたことと無縁ではないでしょう。ただ、それらの多数の情報源を網羅的に読破するのは非常に時間も手間もかかります。信用するに足る情報を選び出し攻略情報としてまとめる、情報・攻略系サイトが現れたのは他の2chの掲示板と変わらない、ニーズに応じた現象だったと思います。
そうした情報の取捨選択を個人でやっているのがえふめもやeLeMeN等のサイトといえます。それらの、もはや老舗といってよいサイトは依然として健在ですが、一方BC・ミッション関係のまとめサイト等で個人の更新では追いつかなくなってしまって開店休業状態のところもあります。ネットゲームの場合、情報に鮮度が要求されるという点で常に更新が必要になってくることもありますし、やはり管理人個人でそうしたサイトの更新を続けるということは、並大抵のことではありません。
一方で、そうした情報収集の労力をある程度利用者に負担させるタイプのサイトが台頭してきているのは、管理者の負担を考えると自然な流れなのかもしれません。FFXIWiki、各種合成レシピサイト等がそのカテゴリーに当てはまるでしょう(無論、FF11用語辞典++もそのひとつです)。昔からVUとなるとえふめもにかじり付いて更新を待っていたものですが、最近ではオンタイムな情報の場合FFXI Wikiの重要性も増しています。
そうした「投稿型」サイトに先鞭をつけたのは、やはり合成レシピサイトのffrecipeだと思われます。それまでネット上の掲示板でやりとりされていた膨大で断片的な情報を気軽に投稿できる場所を提供したことの意味は大きく、また安定した運用と優れたGUI、ユーザーの要望を取り入れて追加される機能などもあり、更新を停止した既存まとめサイトをうまく引き継いだこともあって、瞬く間に合成レシピサイトのデファクトスタンダードになりました。
そうした状況下で3年間運営されていたffrecipeが突然第3者に売却されたことは、衝撃的な事件だったといえます。投稿者の無償の善意で回転していた、ある意味無邪気に過ぎた「投稿型」サイトの根本的なあり方について、著作権を含めたルール等を多くの人が考えさせられる転機になったと思います。
ffrecipeについては、売却された後も運用に変化がないようですが、わざわざトップページにRMTサイトのバナーが貼り付けられ、新管理人についても自身のブログにRMTサイトへの誘導がある等、売却先の素性がよろしくありません(そもそも某匿名掲示板で暴露されたように、7桁のリアルマネーを出して合成サイトを買い取るような「個人」というのはどういった存在なのでしょうか?)。
ffrecipeのRMT関連企業への売却(もしくはその疑いが濃厚な状況)を受けて、現在FFXIの合成の分野では、複数の投稿型サイトが有志によって立ち上げられ、お互いに協力して運営されています。
FF11用語辞典++にまつわるいくつかの問題の背景として、上記のような文脈があることを押さえることは、問題の理解を助けることになると思います。
(続く予定・・・予定は未定・・・)
参考リンク
・総合情報サイト
えふめも
eLeMeN
FINAL FANTASY XI WIKI
・合成サイト
(動的DB)
GoblinClub情報局FFXI
FFXI DataBank
カニと戯れる場所
FFXI合成検索
(静的DB)
職人の庭
GoblinClub
FFXIの場合、攻略の一次情報は2chのネット実況板等の匿名掲示板に投稿された記事であることが多いようです。これは、サービス開始初期から最近にいたるまで、オフィシャルのコミュニティが存在せず、2chのネットゲーム関連の掲示板がその役割を果たしてきたことと無縁ではないでしょう。ただ、それらの多数の情報源を網羅的に読破するのは非常に時間も手間もかかります。信用するに足る情報を選び出し攻略情報としてまとめる、情報・攻略系サイトが現れたのは他の2chの掲示板と変わらない、ニーズに応じた現象だったと思います。
そうした情報の取捨選択を個人でやっているのがえふめもやeLeMeN等のサイトといえます。それらの、もはや老舗といってよいサイトは依然として健在ですが、一方BC・ミッション関係のまとめサイト等で個人の更新では追いつかなくなってしまって開店休業状態のところもあります。ネットゲームの場合、情報に鮮度が要求されるという点で常に更新が必要になってくることもありますし、やはり管理人個人でそうしたサイトの更新を続けるということは、並大抵のことではありません。
一方で、そうした情報収集の労力をある程度利用者に負担させるタイプのサイトが台頭してきているのは、管理者の負担を考えると自然な流れなのかもしれません。FFXIWiki、各種合成レシピサイト等がそのカテゴリーに当てはまるでしょう(無論、FF11用語辞典++もそのひとつです)。昔からVUとなるとえふめもにかじり付いて更新を待っていたものですが、最近ではオンタイムな情報の場合FFXI Wikiの重要性も増しています。
そうした「投稿型」サイトに先鞭をつけたのは、やはり合成レシピサイトのffrecipeだと思われます。それまでネット上の掲示板でやりとりされていた膨大で断片的な情報を気軽に投稿できる場所を提供したことの意味は大きく、また安定した運用と優れたGUI、ユーザーの要望を取り入れて追加される機能などもあり、更新を停止した既存まとめサイトをうまく引き継いだこともあって、瞬く間に合成レシピサイトのデファクトスタンダードになりました。
そうした状況下で3年間運営されていたffrecipeが突然第3者に売却されたことは、衝撃的な事件だったといえます。投稿者の無償の善意で回転していた、ある意味無邪気に過ぎた「投稿型」サイトの根本的なあり方について、著作権を含めたルール等を多くの人が考えさせられる転機になったと思います。
ffrecipeについては、売却された後も運用に変化がないようですが、わざわざトップページにRMTサイトのバナーが貼り付けられ、新管理人についても自身のブログにRMTサイトへの誘導がある等、売却先の素性がよろしくありません(そもそも某匿名掲示板で暴露されたように、7桁のリアルマネーを出して合成サイトを買い取るような「個人」というのはどういった存在なのでしょうか?)。
ffrecipeのRMT関連企業への売却(もしくはその疑いが濃厚な状況)を受けて、現在FFXIの合成の分野では、複数の投稿型サイトが有志によって立ち上げられ、お互いに協力して運営されています。
FF11用語辞典++にまつわるいくつかの問題の背景として、上記のような文脈があることを押さえることは、問題の理解を助けることになると思います。
(続く予定・・・予定は未定・・・)
参考リンク
・総合情報サイト
えふめも
eLeMeN
FINAL FANTASY XI WIKI
・合成サイト
(動的DB)
GoblinClub情報局FFXI
FFXI DataBank
カニと戯れる場所
FFXI合成検索
(静的DB)
職人の庭
GoblinClub
by darlingdiamond
| 2006-12-22 12:49
| FFXI-雑談